April 11, 2006

きのこカルチャーマガジン『きのこ』創刊

Kinoko_magazine

先週・今週と、仕事がバタバタしすぎていて、
ついでに柄にもなく休日出勤までしちゃったりして、
早く1200億円返してね、とかいうプレッシャーを感じたりして、
大人な政治関係の狭間に投入されている今日この頃ですが、
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?


そういうやさぐれているときには、現実逃避が一番。


いろいろネットサーフィンした結果、琴線にふれたのがこの雑誌、
きのこカルチャーマガジン『きのこ』


これ、完全にジャケ買い(表紙)なのだが、内容的にも、

●ゴンチチ・チチ松村のきのこ桃源郷
●きのこ漫画「きのこLife」 城戸みゆき
●毒きのこ事件簿 堀博美


あたりは、相当にグググっときます。


その他、「日本キノコ協会」のオフィシャルページには、「キノコ業界ニュース速報」や「新!粘菌交流掲示板」など、気になるコンテンツが盛りだくさん。


2006年は、キノコがくる予感。


ついでにこんな食玩も発見


グっときます。

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March 25, 2005

雑誌の批評は、グラム単価で。

dacapo ふと本屋を流していたら『ダカーポ 557号』に気になる記事を発見。

「重さ800グラム以上」の女性誌研究

女性誌ウォッチャーとしては、これを見逃す訳にはいかない。そうでなくても「800グラム以上」という切り口の鮮やかさを前にして、スルーすることはできない。ということで、すごく久しぶりに購入してみる。

最近、女性誌が「重い」らしい。最新刊を測ってみると800グラム以上が30誌あり、2004年で一番重いものはなんと2キロ(!)もあったそうな(『25ans』2004/11)。現代の日本女性のすべての欲望がここに凝縮され、重さに現れているというのがダカーポの考察である。

2キロ弱で780円というのは、相当お得感に満ちている。当然、広告・記事稿だらけだろうが、そもそもが欲望を喚起させるためのメディアであり読者もそれを求めているため、あまり問題にはならないだろう。それに比べると、男性誌のグラム単価は内容に比べると全然高い(UOMO最新刊は860gで780円であった)。競合が少ないせいか、男の欲望というものは肉欲以外に関しては少ないのか、まぁそんなところであろう。

P69に「女の欲望言葉ランキング」と題して、短縮造語などの女性誌言葉に満ちた見出しをピックアップしており、これが秀逸。

『VERY』(2004/08) 帽子&靴がポイントでした。”1等賞”の運動会スタイル。

子供の運動会にきていくファッションを提案。驚くべきは、子供が運動会で活躍するよりも、観覧する父兄(ライバル)の中で自分がどうすれば一番輝くかを優先する貪欲な目立とう精神。子供のハレ舞台・運動会で1等賞を目指す本末転倒。

「○○ちゃんのママ、キレイ!」と言われたいミセスのドロドロした欲望を、「運動会」「1等賞」という可愛さあふれる言葉で美化するという、高等テクニック。恐るべし。

このようなエンタメ実用誌においては、ことさら「グラム単価」を意識してみるのも面白いかもしれない。現段階での傾向としては、

欲望の深さ・貪欲さは、グラム単価に反比例する。

と言えるのではなかろうか。これからも、継続してウォッチをつづけよう。

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February 27, 2005

となり町戦争

この前、表紙の女の子と特集の『ダーリンは外国人』(最近おすすめのコミック・エッセイ。ほのぼの笑い系)につられて、雑誌『ダ・ヴィンチ』を買ってみた。あまり読まない類いの雑誌ではあるのだが、久しぶりに見てみると意外と新しい発見があり面白い。なんといっても、毎月こんなにも多くの本が出版されているということ自体が発見である。
数々の書評の中で、すばる新人賞受賞作だという『となり町戦争』三崎 亜記(著)がすごく気になったので、会社帰りの定番「NBC」(中目黒ブックセンター)で早速購入。羊男フェチのわたしが買い損ねていた『ふしぎな図書館』村上春樹(著)/佐々木マキ(絵)も、一緒に。さらに『猫にかまけて』町田康(著)もついでに。

それでこの『となり町戦争』。ある日ポストに入っていた町の広報誌に公示されていた、開戦のお知らせを発見したことから始まる物語。「実感もなく、見えない戦争」と「日常の偵察業務」との間に存在するギャップに困惑しながらも、着実に増え続ける「情報としてだけの戦死者」。淡々とシュールで繊細な構成は、いい知れぬ恐ろしさを感じさせる。

公共事業としての戦争という発想とお役所仕事に対する視点以外は、それと言って面白いものではなかったが、今後の成長が楽しみな作家である。要チェックリストに入れておこう。

それよりも、猫にデレデレとかまけちゃっている、パンク侍・町田康先生。さすがの観察眼、そして表現力。ある意味、人とナリが一番よく出ている著作ではないかと思う。相当にオススメの一冊。

P.S.
先日、誕生日のプレゼントやメッセージをくださった、皆さま。ありがとうございました(感涙)。
ちょうどよい節目であったので、ようやく髪を切ることもできた。注文通り「大人の男性が、社会人として適合できるギリギリの状態のアフロ。なんちゃって。」風味に仕上げてくれた美容師さん、ありがとう。

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September 08, 2004

アフターダーク・読了

「夜明けまでには、まだずい分時間がある。」 ー 平日なので、時間がなければ論理的にも、現象的にも困るのであるが。

今日中に読まなければわたしの夜明けは一生やってこない。そんな気がしたので、勢いにまかせて読了した。ひさびさの春樹ワールドに触れ、ややふわふわした面持ちでこれを書いている。
先日ちょうど「闇」について思考をめぐらせていたこともあり、ある種のフラッシュバックを繰り返しながらも淡々と頁を進める。寝静まった家の空気と強風にざわめく木々とのアンサンブルは、秋雨前線特有の湿度感と相まってこの本を読むにはちょうどよいBGMである。

毎度のことであるが、村上春樹の著作は刊行後しばらくは議論の的になる。『ねじまき鳥クロニクル』、『海辺のカフカ』しかり。今回もきっと、賛否両論が渦巻くことは間違いないだろう。
文体は紛うことなくハルキのそれであり、むしろ近年のものよりそれらしい。しかし、読み進めるにつれて、微妙な違和感を感じることは否めない。これまでの著作をずっと読んでいる人ほど強く感じると思うが、今回の物語の中に「僕」ではない誰かが介在することによる感覚なのだろう。とは言え、このことは微妙ではあるが、正常な変革であると好意的に解釈できる類いのものである。

そんなことを考えていたら、不意に安部公房の『箱男』を思い出した。わりと最近読んだので記憶が濃いせいでもあるだろうが、書き手と読み手と第三者がそれぞれの領分を超えて介在する様は似ていなくはない。『箱男』から勢いにまかせた論理破綻を差し引いて緻密な構成をブレンドしたような、そんな感じである。

結論としては、人によりかなり評価が別れるだろうが、わたし的には「◎」であった。
カフカがよかった人はもちろんのこと、そうではない人も次の春樹ワールドに向けて読んでみてほしいと思う。

さて、闇は深くなるばかり。そろそろ心地よい読後感とネコを抱き、次の夜明けを待つことにしよう。

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September 06, 2004

アフターダーク


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「夜明けまでには、まだずい分時間がある。」

待ちに待った村上春樹の新刊が、明日発売だ。久しぶりの書き下ろし長編小説かつ作家25周年の節目となる作品。期待するなという方が無理である。もう、しまくりである。

今回は作者の意向により事前情報をほとんど出さないという戦略のため、前述の引用くらいしか手がかりがない(『海辺のカフカ』と正反対)。しかし、この一文だけでも春樹節をひしひしと感じる。どちらかというと、以前の文体に近いような印象を受ける。

思えば中学時代に『風の歌を聴け』を読んでからあっという間にファンになり、その後の著作はほとんど読んでいる。強いて一番のお気に入りをあげろと言われれば『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』になるのだが、『羊をめぐる冒険』も同じくらい好きだ。彼の独自の世界観 ーファンタジーと純文学との狭間ー のような空気感と読後感には、いとおしさすら感じる。また、安西水丸とのコラボレーションも、お気に入りの1つ。

ダークと言えば闇であるが、今の都内で「闇」を感じることはあるだろうか? どこにいっても照りつけるネオン、そして車の明かり。空は地上の光を反射して、常に白んでいる。完全なる暗闇は、もはや東京には存在しない。
人間の眼は、網膜の中にある視細胞によって光を感じている。感度が非常に良いため暗闇でよく働く「桿体細胞」と、RGBを識別でき明るいところでよく働く(L/M/S)錐体細胞とに分かれ、視力を形成している。明るいところから暗いところにいったとき、その暗順応の過程でだんだんと景色が白っぽいモノクロームの景色が現れるのはこの桿体が働きはじめたことによる。
ところが明順応は一瞬だが、暗順応には20〜30分かかるのが普通である。つまり、東京にいる限り桿体細胞はあまり出番がないようだ。たまには使ってあげないと、このまま退化していってしまうのではないかと、ふと心配になる。

そんな心配はさておき、after dark。after があるなら、当然 before dark もある。それは、錐体と桿体とがバトンタッチする瞬間であり、カラーとモノクロームとがクロスフェードするときでもある。わたしはものごとの「狭間」というのものにすごく興味があるため、その瞬間を捉えることができたならそのまましばらく浸っていたいという衝動にかられるだろう。

その瞬間というのは、そのベクトルがどっち向きであろうと、常に「グレー」。
それは決してネガティブではなく、始まりと終わりを内包した懐深い色だと強く思う。

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September 05, 2004

民明書房大全

伝説の「民明書房」のすべてがわかる本が、ついに発刊!(当然、買い) その歴史からこれまでの刊行物をジャンル別に探せる、男塾塾生必携の書である。

通常、完全に遮光した場所において普通人が物体を見ることができぬのは当然であるが、それを修行により可能にしたのが透闇視である。格闘家にとり夜間の闘いは日常茶飯であり、これを極めるか否かは生死に直結した。
この透闇視の最高の使い手としては翔楔流(しょうけつりゅう)師範・呂 空雛(るう くうすう)が名高く、彼の眼は漆黒の闇の中、一町先を飛ぶカラスさえも見分けたという。まさに人間赤外線スコープと言うべきであろう。
ちなみに現代でも光量をあらわす「ルックス」という単位は、前出の呂 空雛すなわちルックスの名に由来する 。

民明書房刊
『EYEこそ全て』より

今、伝説が明らかに。今夜は一気に読破する所存である。

押忍。

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May 20, 2004

ku:nel


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本日20日は、ku:nelの発売日♪ 創刊号からお気に入りで、定期購読している数少ない雑誌の1つ。anan増刊から始まったとは思えないほど、よくできた雑誌。(わたしのオススメは、江國香織姉妹の往復書簡の連載。すごくステキな姉妹)
最近、この手の雑誌が立て続けに創刊しているようで、Lingkaran天然生活などが書店の一角を陣取ってる。やはり、Olive廃刊で行き場を失った女子が結構いて、それらを取り込もうという動きなのか??

もう廃刊して久しいけど、MUTTSもこのカテゴリに入るかな・・・(何気にお気に入りだったが、Webもお休みしちゃったね。残念)

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